調子に乗って「大分」訪問が初めての人へちょっとした情報の第弐弾を。
地元のヒトからクレームがないので(笑)
調子に乗って、続きをエントリーしますよー。
観光、何処行く?
ま、大抵車がないと実現できなカンジなんだけど...
1. ベンツ、いなくなった。
全国ニュースですっかり有名になった
高崎山のサル「ベンツ」。
小さい頃は、よく行ったなぁ。芋の時間が特に凄かった。「目を合わせたらダメ」って教わった。
前身の「マリンパレス」の時からよく行った。
記憶が正しければ、水槽にダイバーが潜って餌付けする今ではどこでもやっているこのパフォーマンス。発祥水族館は、ここだったハズ。
3. 安心院(あじむ)でワイナリー見学とか、アフリカに行ったりとか
安心院は県内でもワイン生産が盛んな土地柄。ワイナリー見学させてくれる
安心院葡萄酒工房 だとか
アフリカンサファリ←注意:PCで見るといきなり音出るよ! (昔、ゾウにのせて貰ったな)とか。
4. 国東半島で磨崖仏とお寺巡り
私、意外とコレが好き。
国東半島を中心として、豊後豊前には磨崖仏(まがいぶつ)信仰が広がっていた。
磨崖仏とは、岩壁に掘られた仏のことで、世界遺産の「バーミヤン渓谷の石仏」も磨崖仏なのだ。(大分にあそこまで大きいのはないけれど)
ちなみに、国東半島の中心には両子山(ふたごやま)という山があり、その中腹には両子寺という寺がある。また、一般にはあまり知られていないが「峰入り」と呼ばれる修験道行事があり 150Kmを歩ききる修行行事。まさに、仏教とともにある半島なのだ。
5. 「地獄巡り」
別府でいろんな地獄を見てみるとか。
別府地獄巡りトップ | 海地獄 | 鬼石坊主地獄 | 山地獄 | かまど地獄 | 鬼山地獄 | 白池地獄 | 血の池地獄 | 龍巻地獄
バスは別府駅前からツアー(
定期観光バス)が出ている。
「地獄蒸し」釜で、野菜や魚介類をその場で調理して食べたり。
6. 伝統工芸竹細工の体験をしてみる
別府市竹細工伝統産業会館で、体験できる。ただし、要予約1週間前迄にだけど。
7. 佐賀関でグルメして、臼杵で磨崖仏を見るとか
関崎海星館は金土日祝日は22時まで開館。
お昼を食べるなら、
関あじ関さば館がオススメ。2階レストランで、海を見ながら食べるお魚の味は格別。
「
臼杵の石仏」は国宝に指定されている。ボランティアガイドさんが詳しく説明してくれるのもとても興味深い。
8. 宇佐神宮と耶馬溪「青の洞門」とか、豊後高田で大分県産蕎麦とか
宇佐神宮は、八幡様の総本宮。そして、伊勢神宮に次ぐ、天皇家ゆかりの神宮であり(熱田神宮よりも上)豊前国一宮である。
最近のスピリチュアルブームで参拝が増えているらしいが、それはさておき、あの森の静けさは朝一番でのお出かけをオススメする。
宇佐神宮は出雲大社と同じく「二礼四拍手一礼」。
ちなみにメジャーどころでいうと 伊勢神宮/熱田神宮/明治神宮は「二礼二拍手一礼」。
青の洞門は日本最古の有料道路でトンネルだそうな。名勝でもあって、秋の紅葉はそれはキレイ。
豊後高田というところが、明治〜昭和初期の建物を街の至る所にそのまま残して、レトロな雰囲気を楽しめる界隈を提供している。
ここでは昼食に蕎麦をいただくと良く、店は「
ゑつ」「
響」に入ったことがあるが、たいへん美味しかった覚えがある。
九重(ここのえ)九酔渓(きゅうすいけい)にある大吊橋。別府駅からバスが出ているらしい。片道1800円。なかなかしますね。
湯布院の楽しみ方をイマイチしらない私ですが、シャガールの絵を所有する美術館があったり、金麟湖界隈にはちょっとした店もたくさんあって、散策するだけでも楽しいかもしれない。
夢想園の露天風呂も再度オススメ。
10. 杵築城とか、岡城趾(豊後竹田)とか、
2012年夏に公開された「あなたへ」という高倉健主演の映画で、兵庫県朝来市にある竹田城趾でのシーンが出てくるが、あれを見た時最初
岡城か?と思ったほど同じ風景で驚いた。(ルートからして、豊後竹田ではないことはわかっていたけれど)
杵築城は今でも立派に存在している。城登して、街を見渡すのもいいかも。
杵築は坂の街で、至る所に城下町の趣が残っていて、撮影スポットが多いのも魅力。
空港も近いし。
お土産
私のお薦めは5つ。
1. 荒城の月
竹田(たけた)の銘菓。作っているのは
但馬屋老舗と
川口自由堂の2店舗。
卵白を寒天で固めた、淡雪羹で包んだ和菓子。
しっかりした卵の匂いがするが、それがダメじゃなきゃ絶対喜ばれる珍しいもの。
川口自由堂は、県外発送もしてくれるので、うちでは法事饅頭として法要の時は欠かさず取り寄せる。卵を使っているので日持ちが悪いのだが、冷凍庫で凍らせておけば、半年くらい大丈夫。
以前、但馬屋は県外発送していなかったのだが、ネット通販/県外発想も始めた模様!
さて、このお菓子はどこでも売っているわけではない。
竹田の各店舗を除いては、大分駅、空港にはあるが、別府駅はない。同じデパートでも、大分市にはあるが別府市にはないなど、かなり厳選されているので、確実にある大分駅か空港で買うのがよいでしょう。
「荒城の月」は「
三笠野みかさの」という、和菓子の「若鮎」に外観がよく似た小豆餡の菓子とセットになった箱も売っているが、ウチでは断然「荒城の月」のみの方が人気。営業妨害するつもりはないが、単独パッケージの方を絶対オススメする。
追記:「どっちがいいの?」的検索が増えたので、個人的意見を。但馬屋さんは上品。川口さんはスタンダード。個人的には小降りだけど但馬屋さんが好き。
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但馬屋老舗の「荒城の月」 |
2. ざびえる
一度倒産したが、従業員が出資して再建した「
さびえる本舗」が作る、洋菓子。
JTBの時刻表 土産物特集 で取り上げられたり、テレビの全国ネットで取り上げられたりと、意外と認知度は高い。
餡にラムレーズンが使われた「金ざびえる」と白餡の「銀ざびえる」が、黒いビロード調の箱に収められ、箱の上には南蛮地図の包装紙がかけらている。
うちでは断然「金ざび」が人気。だが、同梱比が2:3と小さく、それがまた人気に拍車を掛ける。
こちらは「荒城の月」より売られている範囲は広く、大型スーパーなどでも5個入り袋などで売られている。自宅で食べるのならそれで十分で、その方がお値打ちだったりもする。
戦国時代、豊後を治めていた大友宗麟はキリシタン大名として有名で、フランシスコ・ザビエルが豊後を訪れ云々、、という歴史から生まれた洋菓子なのだ。
3. 蜜衛門
菊屋といって大分県人で知らない人は居ない、街の菓子屋さん。
「土産物」というほどではないが、どこか余所へのお持たせなどに利用する、名古屋でいう両口屋是清や、納屋橋饅頭、亀屋芳広みたいなイメージ。
前エントリーにも出てきた「甘太くん」という徹底管理された大分産べにはるかのブランドサツマイモで作られた、洋菓子でもなく和菓子でもない新しいサツマイモ菓子。
地元でもなかなか手に入りにくいらしく、送ってもらたのを食べたが、ウチでもすぐなくなった。
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蜜衛門 |
4. さぼん漬けと果実
大分で「ざぼん」と呼ばれるおそらく「晩白柚(ばんぺいゆ)」はその一種で、文旦(ぶんたん)のほうが一般的な呼び名かもしれない。(詳しくは
wikiにて)
それで、ざぼん漬けとは文旦の実と皮の間にある白い部分を茹で密に漬けたもので、仕上げにグラニュー糖がたっぷりまぶしてある、ハードゼリーのようなお菓子。
土産物用は割高なので、スーパーなどでお徳用を買うのがオススメ。また、ザボン漬けでは皮しか使われず、果実の価値は低い。加えて、文旦(←果実はこう呼ぶ方が自然?)はフルーツとしても売られていて、より大きい方が高価だ。だが、皮を剥くのが大変で、大きいからとさほど喜ばれはしないのが現状。 そこで、ザボン漬け工場直営店などでは剥き実は破格値で売られている。1個100円とか。 見栄えは良くないが、傷ひとつなく、キレイに剥かれた実を買って食べるというのが地元(それも極一部)の知る人ぞ知るTipsだったりするのだ。私が買っていたのは
南光物産。車がないとなかなか厳しいかも...
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ざぽんの剥き実 |
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これがホントのざぽん漬 |
5. 干し椎茸
「どんこ」と呼ばれる肉厚の椎茸は、古くからの特産。
大相撲優勝の副賞で毎回授与されているので、知らずに見ている人も多いのでは。
番外編. 空港限定鯖寿司
空港の、制限エリア手前に
ワゴン販売されている鯖寿司が絶品。種類が増えて、ワゴン販売ではなくなっていた。
※桐箱入りのではない
売り切れ必死なのであまり教えたくないのだけれど...(ちなみに電話予約できたりもする)
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鯖の棒すし。大きい方は既に売り切れ |
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太刀魚の押し寿司 |
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大分空港2F。この暖簾が目印 |
この件はひとまずこれにて終了。
これまでに出てきた場所をだいたい網羅したものを
GoogleMapで
マイマップ作ってみたので、そちらも参考にしていただけたら幸い。
より大きな地図で 温泉県「大分」が初めてのあなたへ を表示
※20140601一部加筆修正と画像を追加しました。
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