2012/06/06

「欧亜国際連絡列車」運行100周年



そういえば、
古事記は 撰録から今年で1300年を迎えますね。
そのことについては、別に触れるとして


そして
日本からヨーロッパ(終着点はイギリス倫敦)まで列車で行くことができた。


今年は

「欧亜国際連絡列車」運行100周年 ・ 敦賀〜ウラジオストク定期航路開設110周年 ですしね。


コースは
新橋〜敦賀港 >>> ウラジオストク〜ヨーロッパ といったかんじ。


敦賀港に面した「旧敦賀港驛舎」が、現在「敦賀鉄道資料館」として当時の貴重な品が展示されている(しかも無料)
お近くに行かれた際は、是非立ち寄って欲しい。



なかでも、
2F、ガラスケースに展示されている 西伯利経由欧州旅行の資料が面白く、私のイチオシだ。
1929年(S.4)に倫敦まで鐵道で行けたというガイドブックだ。
東京発PM9:20~巴里着17日目のAM6:43(西欧時間)とか。

内部は撮影禁止なので、全部 7notes mini で書き写てきた。
何度もおじさま達に「何やってるの〜?」と訊かれて、この資料の凄さを力説してしまった。

例えば、こんなふう。







敦賀〜ウラジオストク間
1等 50円
2等 32円嘉義丸 25円天草丸
3等13円  外人 16円


東京〜ウラジオストク間 
 1,408円 

ヴィクトリア駅 ←ロンドン
カレー経由だとPM 7:15着


ハバロフスク廻り

モスクワ
1等360円 2等250円 3等160円

伯林
1等440円 2等310円 3等180円

巴里
1等520円 2等360円 3等200円

倫敦
1等600円 2等370円 3等220円

ビザは、「ヴィセー」
パスポートは「バッスボート」と、記載

食事についての記述は
スープ類
四五哥肉または魚類六〇哥甘物、
アイスクリーム、カンボ類二五哥見當






そんな100年前の旅がこの夏再現される。


現代版の 嘉義丸や天草丸は ぱしふぃっくびいなす号だ。

コースは5泊6日と4泊5日でこんなかんじ。

■夏のロシア・ウラジオストククルーズ
Aコース 2012年7月24日(火)~7月29日(日) 博多発敦賀着
Bコース 2012年7月25日(水)~7月29日(日) 敦賀発着
Cコース 2012年7月25日(水)~7月29日(日) 大阪発敦賀着 ※往路特別列車利用
博多~敦賀~ウラジオストク~敦賀
Aコース 17万1,000円~74万3,000円
Bコース 15万2,000円~66万円
Cコース 15万7,000円~66万5,000円


※神戸・大阪・京都・名古屋・金沢・福井方面〜敦賀港間の往復無料送迎バス運行予定 だ、そうですよ



ついでに、ウラジオストクからヨーロッパまで連れてってくれる復刻ツアーがあったらどんなふうだろうか。
もちろん、お金の上に時間もそれなりに必要なのだけど。
なかなか、夢がある。


シベリア鉄道の情報は ツーリストシアターさんが 判りやすいかも。



【関連ページ】

敦賀鉄道資料館|敦賀市


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