2012/03/29

モンサンミシェル攻略法。01


モンサンミシェル(Mont Saint-Michel)旅行で、知っておくといいこと。


最初に、
全旅程自分手配の自由気ままな個人旅行だということを断っておく。

モンサンミシェルに行く方法は大きく分けて2つ

・日帰り(かなり強行)ツアーバス旅行
連れてってもらえて安心。けれど片道4時間、滞在時間約3.5時間... せつない。 
・余裕を持った一泊旅行
モンパルナスからレンヌまでTGV(フランス国鉄新幹線)、
レンヌからバスで約1.5時間。 朝7時台のTGVで昼にはモンサンミシェルに到着できる。
最近では、ドル・ドゥ・ブルターニュ(Dol de Bretagne)からバスで行くのも人気らしい。



2001年9月と2006年6月の2度、「聖ミカエルの山」を詣でているが、いずれも島内ホテルに一泊している。
次は、今工事中の橋が完成してから3月の大潮に合わせて詣でるつもりでいる。それも一泊の予定だ。
オススメは、一泊でしかも対岸ではなく島内ホテルの利用だ。


オススメの曜日もある。日曜日朝パリを出発するのがオススメ。

パリの日曜日は閉店しているショップが多い。特に食料品店はこぞって休み。水1本買うにも苦労する。明かに高い露店の水を買わざるを得ないこともある。だが、観光地「モンサンミシェル」ではそんなことはない。(店は開いてるが観光地だからハナから高いという話もある)
混んでいる割にさして面白くもない日曜日のパリを脱出するという考え方だ。
パリの宿泊ホテルに大きな荷物は預けて、2泊分の荷物を詰めてモンパルナスを目指す。駅ではPAULが早朝から開いてる。水と昼食を調達してから出発する。


「たった7つの島内ホテル」という狭き門を敢えてオススメする理由は


昼間のツアー客が帰路につき、静けさを取り戻した祈りの島は、何とも言えない雰囲気がある。
対岸ホテルから夜、島に来ることは可能だがあまり現実的ではない。往復時間やタクシーの手配はやはり煩わしい。
好きなだけ散策出来て、心起きなくライトアップされたモンサンミシェルを堪能出来るのははやり島の宿泊人だけの特権だと言える。



オススメのホテルは2つ


HOTEL LA CROIX BLANCHE - SITE OFFICIEL - HOTEL 3 ETOILES MONT SAINT MICHEL
もう1つはWebがみつからなかった。
ラ・クロワ・ブランシュ=白十字 は、3人以上だとメゾネット部屋が借りられる。最大5人まで泊まれるのだ。2001年はそういう部屋に3人で宿泊した。

最近は日本語対応とか、ホテルでWi-Fiが当たり前になってきた。ホント、いろいろ凄い世の中になってきたと、改めて感心する。
当時はメールも出来ず、FAXでやり取りしたものだったし、
20年前はフランス人に英語で喋りかけたら無視されるくらいだったのに。



FAXのやり取りが悪いわけでもない。
特別な事情(久しぶりのバカンスで楽しみにしている/ハネムーンなの とか)を説明して「ディスカウントなプランない?」と聞くことができる。
最近の私なら
ポータルサイトで予約が出来ても、独自のページを持っているホテルには、とりあえず直接「ディスカウントなプランない?」と連絡する。「ナイ」と言われたら、カード会社のポイント経由などで普段通り購入する。
この一手間で、到着時レセプションの反応も違ってくる。

ラ・クロワ・ブランシュには
1回目「久しぶりに会う友だちとバカンスで仏に行く。友達が前に泊まって良かったと勧めてくれた」←これホント。
2回目「前に泊まってすごくよかった。今度ハネムーンなんだけど、オススメのプランない?」とかいうかんじで頼んだ。



余裕があれば、翌日サン・マロ(Saint Malo)に立ち寄ってもう1泊

2005年。TGVがサン・マロまで延伸され、サン・マロ→レンヌ→ルマンを経由して、パリ・モンパルナスに帰って来られるようになった。
モンサンミシェルから、サン・マロまではバスで2.5時間ほどだ。
サン・マロは仏蘭西王室でも手出し出来ない海賊「コルセール」の基地として栄えた。 マリオブラザーズのマリオはこのサンマロの海賊という設定らしい。
今ではヨーロッパセレブのバカンス地として、ブルターニュ最大の観光地となっている。(旧市街地はモンサンミシェルの2.5倍ほどの広さ)まだ、日本人観光客は少ない。



続きはまた今度。






Renneレンヌ駅舎を出ると、向かいにバスターミナルがある。休日は締まっている。


掲示板に刻々と表示されるバス時刻表。  レンヌはモンサンミシェルに限らず各地へのパス・列車が発着するかなり大きな街である。 平日はこの、チケット販売所(ビル内)で購入する。 休日はそのままバスの運転士さんから直接購入する。少額札の準備、忘れずに。


ずーっと向こう、見渡す限りのバスターミナル。  目的のバスを逃がさないように。 道中はモンサンミシェルまでノンストップ(途中ポントルソン駅でお客を拾うこともある)ちょっと長い。トイレはレンヌ駅で済ませておく方が賢明。


2001年9月当時の価格。207FF(約3,500円)。  熱転写のレシートがチケット代わり。 フランスでよくみかける「もぎり」が「チェックしました」の証。









左手がラ・メール・プーラール (La Mere Poulard)
30分かけてつくる特大オムレツの店。


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