2012/08/18

(10)台湾旅行 2011 avril








大龍峒保安宮と大龍峒界隈 


台北の孔子廟には外国語に精通した台湾人を中心とした在住で構成されたボランティアガイドの「孔子大使」が居る日だったのだ。

加えて、

台北孔子廟の最寄り駅の反対側で2011年4月27日まで「台湾花博」が開催されていて、多くの人が国内外から訪れていた。
そのプログラムの一環で、外国人に無料で台北を案内するボランティア「2010花博覧会 私が台北をご案内しましょう」なる企画が展開されていて、それに申し込めば孔子廟だけでなく、他の希望するところも案内できるから是非そうして。と、奨めてくれた。

孔子大使の女性に孔子廟以外をガイドしてもらう為には、花博のインフォメーションで、「ガイド申し込み」をする必要があるのだそうだ。
パスポートの提示(コピー)とメールアドレスの登録をする為、花博会場まで一旦移動。雰囲気だけでも楽しめた。


余談だが、
日本人の家族連れに人気のガイド先は、孔子廟、故宮博物院だったそうだ。
しかし、途中から奥さんはソワソワ。1人別行動で占いに行きたがるというパターンだそうだ。「よく当たる占いに連れて行ってほしい」と。
台灣は、1つの店が流行ると、そこに同じ業種が集まる習性がある。迪化街がいい例だ。
占い屋も御多分に漏れず集まっている場所があって、そこに連れて行くんだと。
---何なんでしょうねぇ。(^_^;;

ワタシにも「占いに行きますか?」と聞いてくれた。 占いよりも、伝統的な建物の方が数倍面白いですから。 "d( ̄(工) ̄) 




孔子廟を後に、とりあえず、食事に行く。


大龍峒界隈
大龍峒界隈は、仏具の店が多いのか。
大龍峒界隈
保安宮と道を挟んで向かいの店



彼女はこの界隈に住んでいるそうで、買い物もいつもこの辺でするそうだ。
連れて行ってくれたのはそんな彼女の行きつけの店だった。


1310 大龍峒肉焿 

大龍峒肉焿
大龍峒肉焿
台北市重慶北路三段297号
「焿」は「つくね」っていう意味なんだね
大龍峒肉焿
ワタシは、肉無しの米苔目。
ここのは先日の基隆夜市に比べると薄味だった。



市場は面白い!


大龍峒界隈の市場を通って、保安宮へ戻る。

大龍峒界隈
苺。80元=270円
大龍峒界隈
イチゴちゃんは、ビニール袋にじゃば〜!っと。
潰れて当然、なのだそう。
大龍峒界隈
 梅の隣りは、多分アボカド。
奥の箱入りは枇杷。
大龍峒界隈
釈迦。食べ方聞き忘れた...
お釈迦様の頭にそっくりだから「釈迦」なのだそう。



大龍峒界隈
蓮霧、ホテルの朝食で食べた。
芯を抜いて皮のまま食べられる。
みずみずしくて味は梨に近い
大龍峒界隈
スイカにもポイントが。
小振りなサイズで「西瓜」としか書いてなければ
中身は黄色。
このように「紅肉西瓜」と書かれていれば赤色
なのだそう。日本と逆だ。
大玉だと通常赤色なのは日本と同じ。
バナナの種類は2種類。
芭蕉は小振り。
私たちが知ってるバナナは「台中蕉」
そのまま食べられる。
珍珠芭はグァバ。


市場のハズレに、ガイドブックにも載っているというドリンクショップが

紅茶屋 台北市重慶北路
この看板が目印「紅茶屋」
台北市重慶北路三段335巷56号
紅茶屋 台北市重慶北路

「すごく大きいから2人で1つで十分だよ」
とのアドバイス。
 市場の端っこの方
ダルマ習慣は台灣でも?!
紅茶屋 台北市重慶北路
メニュー表
日本語とかなさそう。



大龍峒保安宮

保安宮についてサラっと。
保安宮は、農業と醫學の神様が奉られているそうだ。(他に神将と将軍も)

南大通りに面した門
お供えがやたらハデなので聞いてみたら
旧暦3月15日が保生大帝の誕生日なので、
それで丁度お祝いのお花などがいっぱいだったそう。
龍の四隅に蝙蝠
皇帝様だけが通れる「皇帝の道」の龍
ここでは、植木が道をふさいでいた!
これでは皇帝様も通れない。笑
きんきら〜☆



 鏝絵を思い出す
神になった寅、黒寅将軍伝説を
絵にしたモノ

ユネスコで表彰された建物なのだそう
「修復方法が、当時の手法だったから」とかいう理由だったかな。


建物を守る役目をする門神。何人か居る。
蟹歩きしても、視線が追いかけてくる...
んですよ!これが。

門神は、孔子廟にはない。
「龍」ではなく「鳩」。
これは、珍しいそうだ。
農業の神様
 
八卦の梁
神様と対話して、願い事が叶うかどうか結果を聞くための道具。
2枚の「裏・表」。組合せで答えは3つ。
窓の柵と隙間が
陰(偶数4)と陽(奇数3)で「安定」を表している。
ご先祖様へのお供えには、
アヒルの卵(否鶏卵)なのだそうだ。

ところで、日本なら事前に購入し持参するお供え物だが
こちらでは寺で売っているのだ!
龍山寺でも、駄菓子の詰め合わせが山のように境内で
売られていた。仕事の帰りや合間に手ぶらで来てお参り
といったスタイルのようだ。



高い所にあるものを近くで見られる


隣りの資料館(図書館)に展示されていて、近くで見られる

交趾(こうち)焼きと剪黏(ジェンネン)
交趾焼き
もう、説明要らないね
説明不要の妻換気のモチーフ。
西洋ドレスを着た交趾焼き人形(女性) 大龍峒保安宮



臺北市孔廟と同じく、この大龍峒保安宮も敷地内の建物が複数の時代に建てられたもので、
その時の風潮をよく表したものが残っていたりする。
西洋ドレスを着た交趾焼き人形(女性)だ。
これは大変珍しいものなのだそうだ。

保安宮のどこかに今もあるので、
もし、訪れる機会があったら探してみてほしい。




【関連ページ】

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